2009年夏にユートンを親とした品種改良をしてみた。
種子親スパルタン×花粉ユートン(Su)
種子親チャンドラー×花粉ユートン(Cu)
種子親ユートン×花粉スパルタンとチャンドラーの混合(Usc)
おまけ:ホームベルのオープン実生(接木台木候補)
ちゃんと自家受粉しないように蕾から雄しべを切り取って交配した。
10月の様子
年明けに移植
6月に生き残った個体にナンバーをつけた。
さらに翌年。だいぶ成長した。
こののち両親とともに青森へ疎開しむつ市の畑の第2区に定植。
2019年の夏に青森に帰省したとき、第2区でひときわ美味しい個体を見つけた。
未熟どころか、まだ青くもないピンク色の時点で酸っぱくないのである。
完熟果はとても濃厚な甘さだった。
残念ながらネームプレートが粉々になっており、どの組み合わせなのか不明。
すぐに宮城にスカウトし、育てることにした。
2020年・春。すでに10年生の成木。
開帳性のユートンより立性で枝がしっかりしている。
着果状況。
果実の形はユートンそっくりだが、幼果にアントシアニンの赤みが少ない。

収穫時期は仙台で7月中旬。ユートンより1週間ほどあと。
仮に名前をつけることにした。
ユートンの2世なので「U-2」。笑
商標に触れるかもしれないので、そのうち正式に名付けることとする。
次回は「増殖性に難あり」についてレポート。
[2回]
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